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サンダルの洗い方としまい方|素材別のお手入れ方法と収納のコツ

夏に活躍したサンダルは、見た目があまり汚れていなくても、足裏の汗や皮脂、砂ぼこりなどが付着しています。

そのまま靴箱や収納ケースにしまうと、次の夏に取り出したとき、黒ずみや臭い、カビなどが発生しているかもしれません。

ただし、サンダルは素材によって適切なお手入れ方法が異なります。水洗いできるEVA製サンダルもあれば、水に浸けると傷む本革やスエードのサンダルもあります。

この記事では、サンダルを長く使うための素材別の洗い方、邪魔にならない収納方法、しまった後の管理方法について紹介します。

目次

サンダルを洗わずにしまってしまうとどうなる?

サンダルは素足で履くことが多いため、足裏が触れる部分に汗や皮脂が付着しやすい履物です。

砂や泥などの汚れだけを軽く払って収納すると、次のようなトラブルにつながる可能性があります。

臭いが残りやすくなる

汗そのものよりも、汗や皮脂をもとに増えた細菌などによって臭いが発生することがあります。

履いた直後は気にならなくても、汚れが残った状態で長期間収納すると、翌年に取り出したときに臭いを感じる場合があります。

特に、足裏が触れる部分や、指が当たるつま先付近は汚れが残りやすいため、収納前に確認しましょう。

黒ずみや皮脂汚れが落ちにくくなる

汚れは時間がたつほど素材になじみ、落としにくくなることがあります。

白やベージュなどの明るいサンダルは、足形に沿った黒ずみが目立ちやすいため、シーズンが終わった時点で汚れを落としておくことが大切です。

カビが発生することがある

湿ったサンダルを通気性の悪い靴箱や箱に入れると、カビが発生しやすい環境になります。

東京都保健医療局では、靴箱のカビを予防する方法として、靴をしまう前に日陰干しをして水分を蒸発させること、収納場所の換気をよくすること、長期収納前に汚れを落とすことを案内しています。

洗った後は、表面だけでなく、ベルトの裏側やソールとの接合部分まで乾いたことを確認してから収納しましょう。

素材が硬くなったり、ひび割れたりする

本革は、汚れを落とさずに乾燥した場所へ長期間しまうと、表面が硬くなったり、ひび割れたりすることがあります。

反対に、洗剤や水を使いすぎても革に必要な油分が失われることがあります。本革製サンダルは丸洗いせず、革用クリーナーやクリームを使って手入れするのが基本です。

洗う前にサンダルの素材を確認する

サンダルを洗う前に、商品タグ、靴底の表示、購入時の箱、メーカーの公式サイトなどで素材を確認しましょう。

サンダルには、次のような素材が使われています。

  • EVAやラバー
  • ポリエステルやナイロン
  • キャンバスなどの布
  • 合成皮革
  • 本革
  • スエードやヌバック
  • コルク

複数の素材を組み合わせたサンダルも少なくありません。

例えば、ソールがEVAでも、ベルトが本革であれば丸洗いは避けた方が安全です。素材が分からない場合や、取扱説明に水洗いできると書かれていない場合は、全体を水に浸けず、部分的に拭き取る方法を選びましょう。

また、洗剤やクリーナーを使う前に、目立たない部分で色落ちや変色が起こらないか確認してください。

EVA・ラバー製サンダルの洗い方

ビーチサンダルやシャワーサンダルに多いEVA、ラバー(ゴム)などは、比較的水に強く、商品によっては丸洗いできます。

EVAやラバー製でも、ほかの素材との組み合わせや商品の構造によって、適切な洗い方が異なります。水洗いする前に、取扱表示やメーカーのお手入れ方法を確認してください。

基本的な洗い方は次のとおりです。

  1. 表面の砂や泥を水で流す
  2. ぬるま湯に中性洗剤を少量溶かす
  3. やわらかいブラシやスポンジでこする
  4. 洗剤が残らないようにすすぐ
  5. タオルで水分を拭き取る
  6. 風通しのよい日陰で乾かす

溝に入り込んだ汚れは、使い古した歯ブラシなどを使うと落としやすくなります。

ただし、硬いブラシや研磨力の強いスポンジで強くこすると、表面に細かな傷が付くことがあります。メラミンスポンジも素材や加工によってはツヤを失わせるため、使用前に目立たない場所で試しましょう。

熱湯、乾燥機、ドライヤーの温風、炎天下での乾燥は、変形や縮みの原因になる可能性があるため避けてください。

布・ナイロン製サンダルの洗い方

スポーツサンダルには、ポリエステルやナイロンのベルトが使われていることがあります。

水洗いできる商品であれば、次の手順で洗います。

  1. 乾いたブラシで砂やほこりを落とす
  2. 中性洗剤を薄めた液をブラシに付ける
  3. ベルト部分をやさしくこする
  4. 水またはぬるま湯ですすぐ
  5. タオルで挟み、水分を吸い取る
  6. 形を整えて陰干しする

接着剤で固定されているサンダルは、長時間のつけ置きによって接着部分が弱くなる場合があります。水洗いできる商品でも、必要以上につけ置きせず、短時間で洗い終えた方がよいでしょう。

色の濃いベルトは色落ちする可能性があります。洗剤を付ける前に、ベルトの裏側などで確認してください。

合成皮革製サンダルのお手入れ方法

合成皮革は本革より水に強い傾向がありますが、基本的には丸洗いではなく、拭き掃除がおすすめです。

まず、乾いた布やブラシで表面のほこりを落とします。汚れが残っている場合は、水で薄めた中性洗剤を布に含ませ、固く絞ってから拭きましょう。

その後、水を含ませて固く絞った布で洗剤を拭き取り、乾いた布で水分を取ります。最後に、風通しのよい日陰で乾かしてください。

合成皮革は、年数がたつと表面がベタついたり、はがれたりすることがあります。これは汚れだけが原因とは限らず、素材そのものの劣化である可能性もあります。

表面が広い範囲ではがれている場合は、強くこすらず、買い替えも検討しましょう。

本革製サンダルのお手入れ方法

本革製サンダルは、洗面器やバケツに入れて丸洗いせず、基本的にはブラッシングや革用クリーナーで手入れします。

  1. やわらかいブラシでほこりを払う
  2. 革用クリーナーを布に少量取る
  3. 汚れをやさしく拭き取る
  4. 乾燥後、革に対応したクリームを薄く塗る
  5. 乾いた布で余分なクリームを拭き取る
  6. 室温で乾燥させる

クリーナーやクリームは、サンダルの革に使用できる製品を選んでください。

革の種類によっては、クリームを塗ると色が濃くなったり、風合いが変わったりします。必ず目立たない部分で試しましょう。

また、汗が付着しやすい足裏部分と、クリームを塗る表面部分では、適した手入れ方法が異なることがあります。メーカーが専用のお手入れ方法を案内している場合は、そちらを優先してください。

スエード・ヌバック製サンダルのお手入れ方法

スエードやヌバックなどの起毛革は、水洗いによって毛並みが乱れたり、シミになったりすることがあります。

基本的には、素材に対応した専用ブラシで、乾いた状態のままほこりや汚れを落とします。

BIRKENSTOCKでは、同社のヌバックレザーやスエード製品について、ゴム製の専用ブラシややわらかい布で汚れやほこりを落とし、ブラッシングで毛並みを整える方法を案内しています。

部分的な汚れには、起毛革に対応した消しゴムタイプなどの専用クリーナーを使用します。

一般的な革用クリームを塗ると起毛感が失われるため、スムースレザー用の製品を流用しないようにしましょう。

高価なサンダル、色の薄い起毛革、広範囲にシミがあるサンダルは、自宅で無理に洗わず、靴のクリーニング専門店に相談する方法もあります。

コルク製サンダルのお手入れ方法

コルクを使ったサンダルは、水の中に長時間浸けると、接着部分や表面のコーティングを傷める可能性があります。

表面のほこりをブラシで落とし、汚れがある部分だけを固く絞った布で拭きましょう。

足裏が触れるフットベッドは、固く絞った布などで汚れを拭き取ります。クリーナーやレザーシャンプーを使える箇所は商品によって異なるため、メーカーの案内を確認してください。露出しているコルク部分に使用できるとは限りません。

BIRKENSTOCKでは、一部のフットベッドについて、レザーシャンプーと少量の水で洗い、乾燥後にブラシをかける方法を案内しています。

サンダルを傷めにくい乾かし方

サンダルを収納する前は、完全に乾燥させることが重要です。

表面が乾いていても、ベルトの裏側、縫い目、ソールとの接合部分に水分が残っていることがあります。

洗った後はタオルで水分を取り、風通しのよい日陰に置きます。型崩れしやすいサンダルは、乾燥中にベルトの形を整えておきましょう。

次の乾かし方は避けてください。

  • 炎天下に長時間置く
  • ドライヤーの温風を近くから当てる
  • 衣類乾燥機に入れる
  • 暖房器具の前に置く
  • 湿った状態で箱に入れる

急激な加熱は、ソールの変形、接着剤の劣化、革の硬化などにつながる可能性があります。

サンダルが邪魔にならない収納方法

サンダルは靴より高さが低いため、収納方法を工夫すると、靴箱の空間を有効に使えます。

上下に分けられるシューズラックを使う

靴箱の棚と棚の間に余裕がある場合は、靴用の収納ラックを置いて上下2段に分けます。

薄いサンダル同士を上下に収納できるため、横幅を増やさずに収納量を増やせます。

ただし、上段の重さでベルトがつぶれないように、サンダルへ直接ほかの靴を重ねないでください。

左右を前後反対にして並べる

左右のサンダルを同じ向きに置くのではなく、片方のつま先と、もう片方のかかとを合わせるように並べると、横幅を抑えられることがあります。

特別な収納グッズを購入せずにできるため、まず試しやすい方法です。

使用頻度の低いサンダルは箱にまとめる

次のシーズンまで履かないサンダルは、通気孔のある靴用ケースや、通気性のある不織布袋に入れて保管します。

家族のサンダルをまとめて収納する場合は、箱の外側に名前や種類を書いたラベルを付けておくと、次に使うときに探しやすくなります。

密閉性の高いビニール袋へ入れる場合は、サンダルが完全に乾いていることを必ず確認してください。湿気が残っている状態で密閉すると、カビや臭いの原因になります。

吊り下げ収納は形を確認してから使う

ベルト付きのサンダルは、フックなどに掛けて収納できる場合があります。

ただし、細いストラップや本革のベルトを長期間吊るすと、重みで伸びたり、跡が付いたりすることがあります。丈夫なスポーツサンダルなどに限定し、無理な力がかからない掛け方にしましょう。

しまった後の管理方法

きれいに洗って収納しても、長期間放置してよいとは限りません。

特に梅雨や夏は靴箱の湿度が高くなりやすいため、次のように管理しましょう。

ときどき靴箱を換気する

晴れて湿度の低い日に靴箱の扉を開け、内部に空気を通します。

扉を常に閉めたままにするよりも、定期的に換気した方が湿気を逃がしやすくなります。東京都も、靴箱のカビ予防として収納場所の換気を推奨しています。

除湿剤の状態を確認する

靴箱用の除湿剤を使用している場合は、交換時期を確認しましょう。

繰り返し使える除湿剤も、製品ごとに乾燥方法や再生時期が異なります。商品に記載された方法に従って管理してください。

除湿剤を入れたことで安心せず、靴箱の換気やサンダルの乾燥も併せて行うことが大切です。

梅雨時期に一度状態を確認する

長期収納中は、梅雨に入る前後などに箱を開け、カビ、臭い、ベタつきがないか確認します。

異常を早めに見つければ、カビや劣化が広がる前に対処できます。

革製サンダルは、表面が乾燥しすぎていないか、クリームの塗りすぎでベタついていないかも確認しましょう。

プロの靴クリーニングに頼むとどうなる?

靴磨きは、ツヤ出しや保革を主な目的とします。一方、汗や皮脂などの汚れを落としたい場合は、靴のクリーニングを扱う専門店へ依頼します。

専門店では、素材に合わせた洗浄のほか、除菌・消臭、ブラッシング、補色、撥水加工、インソール交換などに対応している場合があります。

靴専科では、サンダル・ミュールのクリーニング料金を、スムース革で4,400円から、スエード革や布地で4,840円からと案内しています。補色を付ける場合は料金が上がります。

宅配サービスのくつリネットでは、サンダルも受け付けており、1足だけのライトコースは5,500円です。複数足のパックでは、1足当たりの料金が安くなります。

※各料金は2026年7月時点のものです。最新の料金や対応できる素材は、各店舗の公式サイトで確認してください。

料金がサンダルの購入価格を上回ることもあるため、次のような場合に向いています。

  • 本革やスエードなど自宅で洗いにくい
  • ブランド品や思い入れのあるサンダル
  • 広範囲にカビやシミがある
  • 色落ちや擦れを補修したい
  • インソールの交換も依頼したい

すべての汚れや変色が完全に元に戻るとは限りません。料金や対応できる素材、仕上がりに関する注意点は店舗によって異なるため、公式サイトや店頭の案内を確認してから依頼しましょう。

洗剤・グッズを使うときの注意点

中性洗剤や靴用クリーナーを使うと、水だけでは落としにくい汗や皮脂の汚れを落としやすくなります。ただし、すべてのサンダルに同じ洗剤を使用できるわけではありません。対象素材を確認し、最初に目立たない部分で試しましょう。

靴底の溝やベルトの付け根には、やわらかいブラシや使い古した歯ブラシが便利です。硬いブラシで強くこすると傷が付くことがあるため、素材に合わせて力を加減してください。

革用クリームは本革の乾燥を抑えるために使用できますが、スエードやヌバックには一般的な革用クリームを使用しません。

除湿剤や消臭剤だけでは汚れは落とせない

靴箱用の除湿剤は湿気対策、靴用の消臭剤は臭い対策を補助するグッズです。

ただし、除湿剤や消臭剤を入れても、サンダルに付着した汗、皮脂、砂などが取り除かれるわけではありません。

汚れを落として十分に乾燥させたうえで、収納中の湿気や臭いを抑えるために補助的に使用しましょう。交換や再生が必要な製品は、表示された使用期間やお手入れ方法も確認してください。

まとめ

サンダルを長期間しまう前は、表面の汚れだけでなく、足裏が触れる部分の汗や皮脂も落としましょう。

EVAやラバーは水洗いできる商品が多い一方、本革、スエード、ヌバック、コルクなどは、丸洗いすると傷む可能性があります。最初に素材とメーカーの取扱方法を確認することが大切です。

洗った後は、ベルトの裏側や接合部分まで完全に乾かしてから収納します。靴箱では、上下に分けられるラックや、左右を前後反対に置く方法を取り入れると、サンダルが邪魔になりにくくなります。

収納後も、ときどき靴箱を換気し、除湿剤の交換時期やサンダルの状態を確認してください。

自宅での手入れが難しい革製サンダルや、大切にしているサンダルは、靴のクリーニング専門店に相談する方法もあります。

参考・引用資料

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